ボヘミアの海岸線

海外文学を読んで感想を書くブログ

『本の雑誌』で「新刊めったくたガイド」を連載します

12月10日発売の『本の雑誌』2021年1月号から、書評コーナー「新刊めったくたガイド」で連載を始めます。いえーい。

 「新刊めったくたガイド」は国内文学、海外文学、ミステリ、SF、ノンフィクションといったジャンルごとの担当者が、直近1~2か月に販売された新刊を4~8冊ぐらい紹介する連載で、私は海外文学コーナーを担当する。

本の雑誌451号2021年1月号

本の雑誌451号2021年1月号

  • 発売日: 2020/12/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

もともと私は海外文学を読み始めてから10年ぐらいクラシック派で、新しいものより古いものを好み、新刊よりは古本、20世紀の小説を読んだらとりあえず神話に戻る、みたいな読み方をしていた。時代が経っても風化しない作品、後世に影響を与えた古典、語りの原点である神話などのほうに興味があったからだと思う。

4年ぐらい前から、海外文学をさっぱり読まない年が2年ほど続き、また海外文学に戻ってきたころ、書店に行ったとき、新刊の作家をほとんど知らないことに気づいた。ガイブンリハビリのつもりで、1年前からぼちぼちと現代文学や新刊を読むようになった。

 昔は「今と違う世界」や「人類がずっと語ってきたこと」に興味があったけれど、だんだん「現代の空気」を読むことが楽しくなってきた。クラシックは変わらず好きなので、チャンネルがもうひとつ開いた感じがする。

そんな折に、「新刊めったくたガイド」の話をいただいて、これはもう新刊の世界にどっぷりひたる時がきたのだな、と思った。

とりあえず初回を書いてみてわかったのは、新刊を読むことよりも、原稿を書くことよりも、本を選ぶことがいちばん難しい。2324文字で4冊以上だから、絞ることに悩み、選ぶ本を多くするとこんどは文字数が少なくなる。

新刊の海外文学をひととおり眺めて、読んで、そこから見える世界は今と違っているのか、それともあまり変わらないのか。

毎月の連載のために新刊を積みまくる日々になる見込み。