ボヘミアの海岸線

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イラン・ペルシア文学

『ペルセポリス』マルジャン・サトラピ|イスラム原理主義に変わった故郷

生のことだけ考えていたかった。でも、それはやさしいことではなかった ――マルジャン・サトラピ『ペルセポリス』 これまでできていたことができなくなったり、話せたことが話せなくなったり、選べていたものが選べなくなったり、やらなくてよかったことをや…

『アラブ飲酒詩選』アブー・ヌワース

[飲めや詠えや] Abu Nuwas ابونواس‎ , 750–810.アラブ飲酒詩選 (岩波文庫)作者:アブー ヌワース出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1988/01/18メディア: 文庫 フランス語が愛を歌う言語なら、アラビア語は詩を歌う言語であるらしい。どこかで読んだ覚えのあ…

『生埋め ある狂人の手記より』サーデグ・ヘダーヤト

[死を思え] Sadegh Hedayat Zende Be Gur , 1930.生埋め―ある狂人の手記より (文学の冒険)作者: サーデグヘダーヤト,S^adegft Hed^ayat,石井啓一郎出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2001/01/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (5…

『ルバイヤート』オマル・ハイヤーム

[君もまた土に還り] UmarKhayyam عمر خیام RUBAIYAT رباعیات.ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)作者:オマル・ハイヤーム出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1979/09/17メディア: 文庫 11世紀のペルシャ詩人による四行詩。「ルバイヤート」とは、そのまま四行…