ボヘミアの海岸線 - 海外文学の感想

海外文学/世界文学/ガイブンの書評と感想ブログ。昔の名は「キリキリソテーにうってつけの日」

コロンビア文学

『コレラの時代の愛』ガブリエル・ガルシア=マルケス

「人の心というのは分からないものだな」——ガブリエル・ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』 愛はただ愛であり 恋愛は精神疾患であるとつねづね思っているが、このまったく理不尽な感情の渦は、もしかすると熱病に近いのかもしれない。 舞台は熱病うずま…

『無慈悲な昼食』エベリオ・ロセーロ

“彼らは僕を昼食と見なしている”——エベリオ・ロセーロ『無慈悲な昼食』 獣になる ふしぎなものだ、「慈悲の昼食」という名がこれほど無慈悲に響くとは。 原題は"Los almuerzos"、「昼食」というとおり、木曜日の正午12時から金曜日までの12時までの1日を描く…

『顔のない軍隊』エベリオ・ロセーロ

「気をつけたほうがいいわ、先生。村が誰の支配下にあるのか、いまだに不明なんだから」 「誰の支配下だろうと、別に変わりゃしないさ」——エベリオ・ロセーロ『顔のない軍隊』 この世の煉獄 少々、ぶっそうな想像をしてみよう。例えば、つるつる顔ののっぺら…

『愛その他の悪霊について』ガルシア・マルケス

[愛は悪霊のように] Gabriel Jose Garcia Marquez Del Amor y Otros Demonios, 1994.愛その他の悪霊について作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,旦敬介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/08/01メディア: 単行本 クリック: 11回…

『族長の秋』ガルシア・マルケス

[独裁者の孤独] Gabriel José García Márquez,El otoño del patriarca , 1975.族長の秋 他6篇作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arques,鼓直,木村榮一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 20…

『エレンディラ』ガルシア・マルケス

[物語の渦まき] Gabriel José García MárquezLa increíble y triste historia de la cándida Eréndira y de su abuela desalmada ,1978.エレンディラ (ちくま文庫)作者: ガブリエルガルシア=マルケス,鼓直,木村栄一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1988/12…

『予告された殺人の記録』ガルシア・マルケス

[無関心は人を殺す] Gabriel José García Márquez Crónica de una muerte anunciada, 1981.予告された殺人の記録・十二の遍歴の物語 (Obras de Garc〓a M〓rquez (1976-1992))作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,野谷文昭,旦敬介出…

『百年の孤独』ガルシア・マルケス

[時は、歴史は、人はめぐる] Gabriel José García Márquez Cien años de soledad , 1967.百年の孤独作者: G.ガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arques,鼓直出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/08メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 1,110回この商品…