ボヘミアの海岸線

海外文学/世界文学/ガイブンの書評と感想ブログ。昔の名は「キリキリソテーにうってつけの日」

水声社の中の人が選ぶ「おすすめ海外文学リスト」

 12月26日開催の「読んでいいとも! ガイブンの輪 歳末特別編」で紹介された、出版社の中の人がおすすめする海外文学リスト。今回は、廃校になった小学校を倉庫代わりにしているという、水声社の“中の人”下平尾さんセレクト編。

 水声社(旧・書肆風の薔薇)は、アンデスの風叢書言語の政治叢書などでお世話になっている。下平尾さんは皮ジャンにグラサンというなかなかパンクなお人(言っていることはすごく常識的で、まじめな方だと思った)。

 さて、今年はペレックで話題をさらった水声社の中の人が選んだおすすめ海外文学リストはこんな感じ。

人生 使用法

人生 使用法

煙滅 (フィクションの楽しみ)

煙滅 (フィクションの楽しみ)

ある人生の音楽

ある人生の音楽

おしゃべり/子供部屋

おしゃべり/子供部屋

フォーニコン

フォーニコン

暗闇の楽器

暗闇の楽器

ミッツ―ヴァージニア・ウルフのマーモセット (フィクションの楽しみ)

ミッツ―ヴァージニア・ウルフのマーモセット (フィクションの楽しみ)

ライオンの皮をまとって (フィクションの楽しみ)

ライオンの皮をまとって (フィクションの楽しみ)

セクサス―薔薇色の十字架刑〈1〉 (ヘンリー・ミラー・コレクション)

セクサス―薔薇色の十字架刑〈1〉 (ヘンリー・ミラー・コレクション)

人工の冬

人工の冬

ミノタウロスの誘惑

ミノタウロスの誘惑

モレルの発明 (フィクションの楽しみ)

モレルの発明 (フィクションの楽しみ)

  • 作者: アドルフォビオイ=カサーレス,Adolfo Bioy Casares,清水徹,牛島信明
  • 出版社/メーカー: 水声社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本
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ファラベウフ―あるいはある瞬間の記録 (叢書アンデスの風)

ファラベウフ―あるいはある瞬間の記録 (叢書アンデスの風)

光の世紀 (叢書 アンデスの風)

光の世紀 (叢書 アンデスの風)

ドラキュラ

ドラキュラ

バルザック芸術/狂気小説選集〈3〉田舎のミューズ他―文学と狂気篇 (バルザック芸術/狂気小説選集 3 文学と狂気篇)

バルザック芸術/狂気小説選集〈3〉田舎のミューズ他―文学と狂気篇 (バルザック芸術/狂気小説選集 3 文学と狂気篇)

また君に恋をした

また君に恋をした

小説の楽しみ (水声文庫)

小説の楽しみ (水声文庫)

偽アメリカ文学の誕生

偽アメリカ文学の誕生


 自称「けもの狂い」の豊島さんは、『ミッツ』をいちおし。ヴァージニア・ウルフ夫妻が飼っていたサルの物語であり、ヴァージニア・ウルフの伝記でもあるという、けもの好きにはたまらない1冊だろう。あとは『人生 使用法』。30冊の本から30か所きっちり引用しているという超絶技巧を尽くしたバケモノ本、これもぜひいつかチャレンジしたい。
 コメントを見ていておもしろそうだなあと思ったのが、『暗闇の楽器』→「おどろおどろしい序盤を越えると、刺激と興奮に満ちた解放感が」、『ドラキュラ』→「世界ガイブン史に残る傑作の、これぞ完全版なのだ」。『ドラキュラ』完全版をきちんと出しているのは、実は水声社だけだそうで(全然知らなかった)。
 そんなわけで最後は、未知谷の中の人がおすすめする海外文学リストへ……。