ボヘミアの海岸線

海外文学/世界文学/ガイブンの感想・書評ブログ。

2019-11-27から1日間の記事一覧

『砂の子ども』ターハル・ベン=ジェルーン|砂のように曖昧な存在の私

今は嘘と欺瞞の時代です。ぼくは、存在か、それともイメージなのか。肉体か、それとも権威なのか。枯れた庭の石か、それとも動かぬ木ですか。言ってください。ぼくは何者なのか。 ――ターハル・ベン=ジェルーン『砂の子ども』 私の心にはおそらくずっと地平…