ボヘミアの海岸線

海外文学を読んで感想を書く

好きな作家たち100人

 とあるninaさんから「好きな作家ベスト100をやってみるとおもしろい」と言われた。なるほど、ならばやってみようと書きだしてみたらこれがなかなか頭を悩ませるしろもので、100人書きだすことがそもそも大変、それを並べるのがさらに難しいときている。どうやらどこかの秘密組織のイニシエーションであるらしく、これを毎年やっているメンバー連はあらためて変態なのだと強く思うのだった。
 さて、「1年間思い出すたびに後悔する」というありがたい呪いを受けた苦悩の結果がこれ。

 

1 ホルヘ・ルイス・ボルヘス
2 ウィリアム・シェイクスピア
3 トーベ・ヤンソン
4 フェルナンド・ペソア
5 アントニオ・タブッキ
6 フランツ・カフカ
7 内田百けん
8 ヴァージニア・ウルフ
9 ミゲル・セルバンテス
10 ウィリアム・フォークナー
11 アルベール・カミュ
12 レーモン・クノー
13 ミラン・クンデラ
14 アントン・チェーホフ
15 イタロ・カルヴィーノ
16 ハーマン・メルヴィル
17 W.G.ゼーバルト
18 フリオ・リャマサーレス
19 レイナルド・アレナス
20 ヒョードル・ドストエフスキー
21 スタニフワム・レム
22 サミュエル・ベケット
23 フアン・ルルフォ
24 サン=テグジュペリ
25 ウラジミール・ナボコフ
26 稲垣足穂
27 ウィリアム・トレヴァー
28 マルセル・プルースト
29 芥川龍之介
30 ルイス・キャロル
31 エドガー・アラン・ポー
32 オマル・ハイヤーム
33 ボフミル・フラバル
34 ヤン・ポトツキ
35 イスマイル・カダレ
36 アドルフォ・ビオイ=カサーレス
37 ジョルジュ・バタイユ
38 G.K.チェスタトン
39 川端康成
40 ソポクレス
41 ルイ=フェルディナン・セリーヌ
42 E.W.サイード
43 ガブリエル・ガルシア・マルケス
44 トーマス・ベルンハルト
45 莫言
46 ウンベルト・エーコ
47 ニコライ・ゴーゴリ
48 安部公房
49 マルグリット・ユルスナール
50 ウンベルト・サバ
51 ミハイル・ブルガーコフ
52 ヴィクトール・ペレーヴィン
53 スチュアート・ダイベック
54 ジェイムス・ジョイス
55 ドン・デリーロ
56 クレア・キーガン
57 スティーブン・ミルハウザー
58 アーネスト・ヘミングウェイ
59 コーマック・マッカーシー
60 E.T.A.ホフマン
61 ホセ・ドノソ
62 宮沢賢治
63 カレワラ(作者不詳)
64 ディーノ・ブッツァーティ
65 レイ・ブラッドベリ
66 シオドア・スタージョン
67 ホメロス
68 ヴィクトル・ユゴー
69 フリオ・コルタサル
70 リチャード・ブローティガン
71 ゴンチャロフ
72 ラブレー
73 ナサニエル・ホーソーン
74 ヴィルド・ゴンブロヴィッチ
75 アリステア・マクラウド
76 ポール・オースター
77 E.L.カニグズバーグ
78 ソーントン・ワイルダー
79 トマス・ピンチョン
80 太宰治
81 マルキ・ド・サド
82 フリオ・コルタサル
83 レフ・トルストイ
84 ダニロ・キシュ
85 マリオ・バルガス・リョサ
86 レーモン・ルーセル
87 レオポルド・ルゴーネス
88 アストゥリアス
89 アレホ・カルペンティエル
90 ヘルマン・ヘッセ
91 ブルーノ・シュルツ
92 アイスキュロス
93 ジョウゼフ・コンラッド
94 エイモス・チュツオーラ
95 ストルガツキイ
96 ワイルド
97 ツルゲーネフ
98 ダニイル・ハルムス
99 グスタフ・マイリンク
100 V.S.ナイポール 


 見る阿呆より踊る阿呆、そんな私は書き踊る阿呆。数字がいちおうついているものの、100人書いたはずが気づいたら95人になっていたぐらいなので、パソコンの画面から2メートル以上離れて、ぼんやりとてきとうな感じで眺めていただきたい。

 やってみてわかったのだが、好きな作家とはどこまで深く読みたいか、ずっとつきあいたいと思うかで決まるもので、結果として読んだ作品が多い作家ほど上にくる。あたりまえといえばあたりまえなのかもしれないけれど、邦訳が十分にそろっていないけれど好きな海外作家などは、どうにも下に来がち。むしろ、もっとこの作家の作品が読みたいなあということに気がついた。
 そんなわけでおよそランキングと言えるだけのものではないので、「好きな作家たち100人」ということでご勘弁を。