ボヘミアの海岸線 - 海外文学の感想

海外文学/世界文学/ガイブンの書評と感想ブログ。昔の名は「キリキリソテーにうってつけの日」

すすきの原野、あるいは地平線


 モンゴルへ草原を見に行きたい、中央アジアの砂漠を歩きたいと思った時、自分は地平線が好きなのだと気がついた。

 おそらく、ぐるりめぐる世界という「面」と、自分という「点」の関係を一番シンプルに感じることができるからだと思う。あるいは、月面に似ているからか。

 休みをとって少し遠くまででかけた。自分の背丈以上のすすきが茫々と生えるすすき原野をあてどなく歩いた。連れが、パタゴニアを思い出すとつぶやいた。パタゴニアの地平線とすすき野はつながっていて、私たちは3歩で地球の裏側まで行ける。