ボヘミアの海岸線 - 海外文学の感想

海外文学/世界文学/ガイブンの書評と感想ブログ。昔の名は「キリキリソテーにうってつけの日」

評論

円環翁が愛する英文学|『ボルヘスのイギリス文学講義』ボルヘス 

作品のなかに幻想性だけを見ようとする人は、この世界の本質に対する無知をさらけだしている。世界はいつも幻想的だから。 ーーボルヘス『ボルヘスのイギリス文学講義』 ボルヘスが愛する英文学 周りを見ている限り、ボルヘスとの付き合い方は4つある。なに…

『他人まかせの自伝――あとづけの詩学』アントニオ・タブッキ

運転手は親切に聞いてくれました。どちらへお連れしましょうか。ある物語から抜け出したいのです。わたしは混乱しつつ、つぶやきました。行き先はどこでもいい、物語から逃げ出す手助けをしていただければ。わたしが作りだした物語ですが、今はそこから抜け…

『ナボコフのドン・キホーテ講義』ウラジミール・ナボコフ

『ドン・キホーテ』はこれまで書かれた中で最高の小説だと呼ばれてきた。もちろん、これはナンセンスだ。事実は、世界中の最大傑作の一つでさえないのだ。——ウラジミール・ナボコフ『ナボコフのドン・キホーテ講義』 ナボコフの鉈 どこで読んだのだったか、…

『作家とその亡霊たち』エルネスト・サバト

Ernesto R. Sabato El Escritory Sus Fantasmas, 1963.作家とその亡霊たち作者: エルネストサバト,Ernesto Sabato,寺尾隆吉出版社/メーカー: 現代企画室発売日: 2009/03/01メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を見る 辺境から バー…