キリキリソテーにうってつけの日

海外文学/世界文学の感想ブログ。

アフガニスタンを知る本

白水社「エクス・リブリス通信 Vol.5」を参考にまとめたもの。20世紀以降の文学が中心。


アフガニスタンを知る本

悲しみを聴く石 (EXLIBRIS)

悲しみを聴く石 (EXLIBRIS)


 アフガンの映像作家が描く、密室の夫婦愛憎劇。現代の「サンゲ・サブール」は、ペルシアなどに伝わる「人の苦しみや不幸を聞く石」のこと。誰でも、人に言えない秘密を抱えて生きている。
灰と土

灰と土


 ソ連軍の侵攻によって、唐突にすべてを失った老人の混乱と独白。砂をかみしめるように生き残る。

アフガニスタンの風

アフガニスタンの風


 ノーベル賞作家による90年代アフガンのルポタージュ。銃を取ることが当たり前、死地に向かうことが名誉となるアフガン人の思考に迫る。

カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット)

カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット)

 タリバン政権下、荒廃するカブール。重病の妻、夫殺しの罪で死刑を宣告された美しい女囚、2人の女の間で揺れ動く男。

テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)

テロル (ハヤカワepiブック・プラネット)


 なぜ、妻はテロリストになったのか。「男と女」「愛」を中心テーマにすえる作家。

 タリバン政権下でも、女性たちはおしゃれをしたい。アメリカ人美容師による手記。
カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語

カブールの本屋―アフガニスタンのある家族の物語


 タリバン政権崩壊。カブール書店主一家との出会いを描いたルポタージュ。

千の輝く太陽 (ハヤカワepiブック・プラネット)

千の輝く太陽 (ハヤカワepiブック・プラネット)


 どこまでも悲惨な運命をたどる女性を主人公にした長編。過酷な状況下で生きる女性たちの、息がつまるような運命。

君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫)

君のためなら千回でも(上巻) (ハヤカワepi文庫)


 映画「カイトランナー」の原作。どこぞのメロドラマのような題名だが、このセリフの意味は重い。