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キリキリソテーにうってつけの日

海外文学/世界文学の感想ブログ。

50人が選んだ、2500円以下のオススメ海外文学。「はじめての海外文学」フェア

「はじめての海外文学」フェアが、全国14書店で1月26日頃(給料日直後の月曜日、覚えやすいですね)からじわじわ始まるようですよ。 どんなフェア? 「海外文学にほんのり興味はあるけど、正直どれから始めてみたらいいのか分からない」という人のために、海…

なぜ世界文学は売れないのか? もうすぐ絶滅するという海外文学について

世界文学が読まれない、売れない、翻訳できない 『絶望名人カフカの人生論』の著者、頭木弘樹さん(@kafka_kashiragi)が「海外文学の翻訳が売れないから、翻訳できなくなってきている」というつぶやきが3000RTを超えた。怖ろしい話を聞いた…。海外文学の翻…

海外文学死亡かるた

デザイナー死亡かるた 死亡かるたまとめ なんだか都ではやっているようなので、神保町古本祭りを記念して。 ジンをあおりながら適当に作ったものです。なんかいいネタございましたら追加しますので、Twitter(@0wl_man)宛かハッシュタグ(#海外文学死亡かる…

『酢豚つくりもりもり食ったブス』螺法洞

二人で一枚の切符を車掌に見せ、一人は降ろされても仕方ないがもう一人は乗りつづける権利があるはずだと言い切ってみせる、あの茶目っ気。かと思うと、同じ論理を巧みに利用して、一方が逮捕された時、自分も投獄されたら訴訟を起こすともう一方が脅したあ…

海外文学アワード2011

しれっと新年を迎えようかとも思ったけれど、なんだかんだで今年もやることにした「海外文学アワード」。2011年刊行のものではなく、2011年に私が読んだ本の中から特に気に入ったものを選ぶという趣旨。「アワード2011」という感じではぜんぜんないが、そこ…

海外文学のプレスリリースを書いてみた

先日、「大政奉還のプレスリリースを書く」という記事が話題になっていた。私はどちらかといえば、プレスリリースを書く側ではなくプレスリリースをもらう側なのだが、どちらにせよプレスリリースは身近な存在だ。せっかくなので海外文学でプレスリリースを…

好きな作家たち100人

とあるninaさんから「好きな作家ベスト100をやってみるとおもしろい」と言われた。なるほど、ならばやってみようと書きだしてみたらこれがなかなか頭を悩ませるしろもので、100人書きだすことがそもそも大変、それを並べるのがさらに難しいときている。どう…

「ぶんぱく2011」にこっそり参加して、引用パビリオンを作る

2010年春に世界文学の祭典「ワールド文学カップ」で海外文学ファンのお祭り騒ぎを巻き起こしたピクウィック・クラブが、4月から「文学博覧会2011」、略して「ぶんぱく'11」を開催している。 例年どおり、249タイトルすべてに手書きポップをつけるという謎の…

モテる海外文学(ガイブン)女子力を磨くための4つの心得

元ネタ:モテる女子力を磨くための4つの心得 こんにちは、海外文学を乱読しているイリアス嬢です。私は町でいちばんの美女でも毛皮を着たヴィーナスでもありませんし悪徳の栄えですが、恋愛に関してはプロフェッショナル。今回は、モテる海外文学(ガイブン…

海外文学アワード2010

なんだかんだで今年もやることにした海外文学アワード。今年は、7年ぶりぐらいに一度も海外に行かない年だった。代わりに、国内をやたらぐるぐる回っていた気がする。あとは、いろいろな人に会えたことが収穫だった。仕事柄いろいろな人に会うことが多いが、…

ノーベル文学賞とバルガス=リョサ、そして大事なものを噛み切られた男の話

ペルーの作家 マリオ・バルガス=リョサが、2010年ノーベル文学賞を受賞した。昨年のへルター・ミュラーがまさかの大穴だったので、今年はずいぶん順当に来たなあという感じ。 毎年、ノーベル文学賞授賞式の何が楽しいって、副賞としての「再版祭り」だったり…

海外文学研究所 World Literature Labo

家でぐうたらしながら「海外文学研究所とかがあったらすてきだなあ、どっかにないかなあ」とつぶやいていたら、妹がさくっとロゴを作ってきた。「ないなら自分で作れば」。えーまじか。 海外文学研究所、英語表記は「World Literature Labo」。ラボ、という…

トマス・ピンチョン全小説が刊行開始!

トマス・ピンチョン全小説 かいぶつが、あらわれた 2010年6月刊行開始! 超弩級作家の全小説作品をすべて新訳・訳し下ろし・改訳で刊行 「トマス・ピンチョン全集が刊行されるらしい」という噂が出てから、はや数年が経った。 「まだかなまだかな」と楽しみ…

2nd Anniversary

2nd anniversary -The Perfect Day for KIRIKIRI SAUTE- ちょうど1年前の今日、ブログ1周年をお祝いしました。確か、去年も晴れた日曜日だったように思います。 いつも遊びに来てくれてありがとうございます。気がついたら、あっとういうまに2年目。更新回数…

海外文学の祭典「ワールド文学カップ」がすごい

2010年4月1日以降、新宿に通う日々が続いている。 目的地は、紀伊國屋書店新宿本店のブックフェア「ワールド文学カップ」。「世界53カ国、650種類の文学」を全ポップ付きで紹介するという、海外文学読みにとっては垂涎もののお祭りだ。 「ワールド文学カップ…

とある夜更けのご挨拶

午後三時を過ぎた頃、珈琲屋にて2009年最後のドリップを飲む。連れから、お土産にとドーナツとチョコレートをもらう。 川沿いを歩いていると、今年の晦日は月が丸いよ、という声がする。心の中だけで、それは結構なことですと返事を返す。 今年の夏に漬けた…

海外文学アワード2009

2009年をまったりとふりかえる。さてさて2009年、何があったかな。(1)大学院をどうにかこうにか卒業した (2)夢ではなく、本当に仕事があった(これが一番の奇跡) (3)活字にまみれた (4)中南米ぶらり旅(もう1回行きたい) 学生⇒社会人という、ジョ…

心象風景 mindscape

ひさびさに、ホームグラウンドの代官山にでかけた。わたしはこの土地に、生まれてから十何年の記憶をあずけている。たまに記憶の断片をもらおうと足を運んでみるのだが、ぐるぐるとさま変わりするこの土地から得る懐かしさは、年々少なくなっているようだ。 …

アルバニア、血の報復、イスマイル・カダレの世界

ドキュメンタリー写真を発信するプロジェクト、「G-PHOTO」が更新を終了した。いつも楽しみにしていただけに惜しい。今まで素敵な写真をありがとう。 「G-PHOTO」は、「アルバニアのカヌン」についての調べものがきっかけで知った。イスマイル・カダレ『砕か…

すすきの原野、あるいは地平線

モンゴルへ草原を見に行きたい、中央アジアの砂漠を歩きたいと思った時、自分は地平線が好きなのだと気がついた。 たぶん、ぐるりめぐる世界という「面」と、自分という「点」の関係を一番シンプルに感じることができるからだと思う。あるいは、月面に似てい…

むーんと考える

LCROSS Impact Data Indicates Water on Moon 月に水の存在が確認できたらしい。 日本のプレスリリースは大層つまらなく報道しているが、NASAの原文には発見の興奮さめやらぬ感じがにじみ出ている。「我々は、エクスタシーを感じている」というLCROSSプロジ…

アフリカとサルガド、そしてゼロ

Sebastiao Salgado AFRICA. 東京都写真美術館で開催されているセバスチャン・サルガド写真展「アフリカ 〜生きとし生けるものの未来へ〜」を見た。サルガドのモノクロームは美しい。なんであんなに端正なんだろう。 ついでにコレクション展「旅」も見る。奈…

バイオリンは歌う、しかしフィドルは踊る

実はケルトが好きである。ウィスキーを飲み始めてから、アイルランドの土地が好きになった。かの土地の人々は、城と草と岩しかない厳しい土地で、ピートをたいてうまい酒を作った。 酒はその国の音楽を聴きながら飲みたくなる。それでケルト。じつにシンプル…

風邪をひいた

風邪をひいた。 ここ一週間ぐらい中途半端な状態が続いていたのだが、土曜日に一気にきた。頭がぼうっとして、全身がだるくて起き上がれない。月末に書かなければならない原稿がたまっていたので、念のため土日はフリーにしておいたのだが、そのほとんどの時…

本にまつわる四方山話

ようやっと注文した本棚がやってきた。本棚の配達人は、黒いキャップを目深に被っていて顔が見えない。下からこっそりのぞいてみると、なんと大学時代の先生だった。そんな馬鹿な! と思ったら、電話が鳴って目が覚めた。 「本棚、来ているってよ」 ドア越し…

めぐり屋は考える

Vietnam HUE, 2008. なんだかいまいち天気がぱっとしないので、夏らしい写真を載せてみる。ベトナム・フエにて。日本は水の国だと思っていたけれど、ベトナムの水っぷりには瞠目した。雨上がりのころには、いっせいに人々が自転車をこいで、悠々と川を渡って…

川崎大師の風鈴市

川崎大師でやっている風鈴市にでかけた。もともと川崎大師のくず餅が大変な好物で、「おいしいくず餅食べたい」などと思いながら何の気なしにでかけたのだが、これがなかなかに面白かった。 日本津々浦々の風鈴がずらり勢ぞろい。青い天幕の下で、がやがやり…

TIBFに行ってきた

毎年恒例の「東京国際ブックフェア」に、今年も行ってきた。心持ち、去年よりも人が少ない様子。不景気の影響だろうか? 学生時代には無邪気に「社会人になったらハードカバー大人買いするんだ!」と豪語していたものだが、社会人うんぬん以前に、自分の自転…

ある一景

簡潔な文章を書くために、ヘミングウェイを読み始めた。戦時中、通信兵として電報を打った経験を持つヘミングウェイは、短い文章の美しさを知っている。 とある書店が開催する、写真ワークショップへ参加することになった。著名な写真家が講師としてやってく…

引越しの荷ほどき

はてなにお引っ越ししました。中身はそのまま、「海外文学中心の読書感想録」です。新しいリンクはこちら。 http://d.hatena.ne.jp/owl_man/ データは移行済みですが、リンクが旧ブログのままになっているところがあるので、少しずつメンテナンスしていきま…

Bless you.

くしゃみをしたら、シンクの中の皿ががたり、とくずれた。なんだか居心地がわるくてはなうたを歌ったら、皿の山が大きくくずれて大皿がこっぱみじんになった。関係はない。 関係は、ない、はずなんだけどなあ。

1st anniversary

1st anniversary -The Perfect Day for KIRIKIRI SAUTE- ブログ開設から1年が経ちました。というか、経っていました。 けっこう今さらなのですが。だってもう2週間ぐらいたってるよ……。まあせっかく気がついたからには、最初ぐらいお祝いしておこうかなと。 …

南米の本屋

Bookstore in South America となりの町でも、地球の反対側でも、どこにいっても、あまりやることは変わらない。おいしいものを食べて、おいしいお酒を飲んで、本屋にふらりと足を運ぶ。 南米の本屋は美しかった。 南米はスペインに占領されて以来、コロニア…

珈琲屋にて

珈琲屋で、となりの会話が気になるのは、いったいなんの魔法だろうと思う。 広告、お知らせ、雑踏のざわめき、耳に飛び込むあらゆる音を、ほとんど気にしないで過ごせるのに、珈琲屋でのおとなりさんの会話だけはだめだ。シンボルスカを読んでいたのだが、大…

実存に関するまぬけな文献

実存主義が不必要な時。 テーブルの上にある皿の食事が、しかるべき時間が経った後に、きれいに片づけられた時。実存主義が必要な時。 自動ドアの前に立っても、ドアが開かない時。 ハイデガーにちょびひげ投げつけられそうだ。

ご挨拶

a happy new year 2009. 昨日まで、たくさん本を読みました。今日からも相変わらず本を読んでいこうと思います。 2009年です。あけましておめでとうございます。 お風呂の中でよく考えたら、シェイクスピアの感想をひとつも書いていないことに気がつきました…

ただの一日、あるいは

今の時期、暮れ時には南西に金星が見える。明けの明星とも宵の明星とも呼ばれるこの星は、たぶん千年前にもあの位置にあった。 星のめぐりにとって、2008年と2009年の継ぎ目は、何のかわりもない一日でしかない。流れめぐり続ける世界の上に、人間がグレゴリ…

2008アワード

2008年をさらりとふりかえる。今年は本当に本と活字にまみれたなあ。たぶんおやつ食べた回数と同じくらいじゃないだろうか。 というわけで、勝手にアワード。とりあえずはオーソドックスに、海外文学から。基本的に今年読んだもので、かつ感想を書いてあるも…

白水社『エクス・リブリス』が出るらしい

白水社による「世界の文学」新シリーズ、『エクス・リブリス』が、登場するらしいです。やっほう ・デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』(アメリカ) ・ロベルト・ボラーニョ『通話』(チリ) ・ポール・トーディ『イエメンの鮭釣り』(イギリス) ・ロイド・ジョ…

研究室で朝食を

論文が、マジック・リアリズムみたいなことになっています。 歴史の軸を2本用意して、そこに従来の理論軸を放り込んで、実践の系譜を重ねて重層構成にして、さらに別の理論をはめこむと、何が見えるか…みたいなことをやりたいのですが、はたしてうまくいくか…

長距離走者の師走

気がついたら12月になっていて、気がついたらコートも手帳も買いそびれそうな今日この頃。エンゲル係数が高くなり、書物消化率は悪くなり、そう、そろそろ修羅場というやつです。いえい 論文の追い込みで、長編がしばらく読めそうにないので、短編と戯曲とエ…

写真展:米田知子「終わりは始まり」

『米田知子 「終わりは始まり」』 会場: 原美術館 スケジュール: 2008年09月12日 〜 2008年11月30日 住所: 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25 電話: 03-3445-0651 論文がちっとも進まないので、そしてあまりに天気が良かったので、もっけの幸いと写真展に…

ヌーヴォー解禁日

Beaujolais Nouveau 20th November 2008 11月第3木曜日といえば、ボジョレー・ヌーヴォー解禁日。 というわけで、知人のお店にお招きされて、20日0時きっかりにボジョレー・ヌーヴォー祭りしてきました。 ・ティエリー・カナール ボジョレー・ヴィラージュ・…

ノーベンバー・モットー

11月も3分の1過ぎました。なんてことだ 11月は、絶版名作・強化月間でいこうと思います。自由に絶版を読める大学図書館という環境があと半年もないということに、ようやく気づいたからというこの阿呆ぶり。とりあえず、 トーマス・ベルンハルト『ウィトゲン…

神保町で古本まつり

遅ればせながら、先月末に神保町古本まつりに行ってきた日の記録。いかにもハロウィンらしい、寒くて天気の悪い奇妙な日だったけれど、すごい楽しかったです。 古本まつりは、国際ブックフェアとともに、年に一度の楽しみとなっています。大通りにずらり並ぶ…

スチュアート・ダイベック講演・朗読会

10月25日の曇る土曜日、スチュアート・ダイベック講演・朗読会に行ってきた。 作家や文学者の講演にいくのはひさしぶりだ。日本でダイベックのひそかな講演に、どれほどの人数が集まるのかまったくわからなかった。東大前のパン屋で、エビカツサンドとコーヒ…

おいでませダイベック

スチュアート・ダイベック講演会・朗読会のお知らせ講演者:スチュアート・ダイベック(作家・詩人) 司会・通訳:柴田元幸(アメリカ文学)日時:2008年10月25日(土)/14:00〜15:30 場所:法文2号館1階3番大教室(東大本郷キャンパス)※入場無料・予約不要国…

「海外作家140人ソート」やってみた

「海外作家140人ソート」やってみました。 やるたびに結果が微妙に違うのだけれど、今回はだいたいこんな感じ。 ↓ 1 クンデラ 1 カフカ 3 ブルガーコフ 4 ボルヘス 5 タブッキ 5 カルヴィーノ 5 ブッツァーティ 8 ムージル 9 カミュ 10 バタイユ 11 セリーヌ…

ぐだら・ぐだり

月はじめには、いろいろ思うところがある。 10月だ、ハロウィンだ!Trick and Treat!! まあこんな程度ですが。 院生のライフサイクルは、年がら夏休み、もしくは年がら繁忙期みたいなものなのだが、そろそろ論文が時計をちらつかせながらせまってきている。 …